PP貼り加工とは
紙袋の表面に透明のビニールが掛かっているのを見た事があると思います。
あのプラスチックの事をこれから詳しくお話します。
ダンボールの表面にもたまに見かける事もあります。
PP加工とは、ポリプロピレン加工のことを指します。
印刷された紙に接着剤を塗布してフィルムを圧着させます。
雑誌・カタログの表紙や書籍カバーなどで使用される場合が多く、フィルムを貼ることによる表面の保護や光沢感の向上などが主な目的としてあげられます。
紙袋の代表的な表面加工法です。
この加工は、紙の表面に薄いフィルムをのりで圧着する方法です。
指でつまんでも厚みがわからないくらい薄いフィルムで、フィルムの厚みは、20ミクロンです。(1000分の20ミリ)
艶のある普通のPP貼りと艶の無いマットPP貼りの2種類があります。
ツヤ・光沢のある仕上がりになる「PPフィルム」は「クリアPPフィルム」と呼ばれることもあります。
加工の目的は大きく2つあります。
その1:強度を増す。
紙は厚くなればなるほど破れにくいですが、あまり厚いと袋の形に加工できません。
むしろ薄いほうが機械で加工しやすいのです。そこで表面にフィルムを貼ることにより、強度を増加させています。
実際に破れにくいですし、耐水性もアップしまので、効果を考慮するとコストは安いほうです。
その2:印刷を保護する。
印刷のインキは油性ですから、多少擦れても剥がれることがありません。
しかし、べた部分が多い場合や気象条件によって、とれてしまうことがあります。
マット紙などでインキ量の多い絵柄の場合は、紙の構造上、紙の擦れ(こすれ)により印刷のインキが剥がれてしまう・転写されてしまうことがあるために、表紙などでPP加工やニス加工を行う場合があります。
衣服などに付着すると、今簡単にとれませんので、思わぬトラブルになることもあります。
以上のような効果がありますので、PP貼り加工は一番多く利用されています。
また、マットPP貼り加工は独特の風合いがでますので、デザイン的な観点から採用されることもあります。
しかし、マットPP貼りのほうがややコスト高になります。
マットPPフィルムは、普通のPPフィルムにエンボス加工をしたものです。
エンボス加工とは、簡単に説明すると、表面を「でこぼこ」にする加工です。
また、基本的には熱で圧着するので、ユポなどの石油合成紙ではPP加工を行うことで用紙そのものが変成してしまう場合(紙がよれるなど)があるので注意が必要です
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